Toru Hidaka / ヒダカ トオル / 日高 央

ザ・スターベムズ。ここでは自分のアコUNITガロウや、ソロワークを発信。THE STA…

Toru Hidaka / ヒダカ トオル / 日高 央

ザ・スターベムズ。ここでは自分のアコUNITガロウや、ソロワークを発信。THE STARBEMS. GALLOW(my neo-acoustic project) & my own solo works are main contents here.

最近の記事

「エンタメ」という言葉への違和感

便利な言葉ですよね「エンタメ」。 色んなことを説明しやすくするというか。 例えば… 「エンタメ業界」と聞けば、TVやラジオ、紙媒体やWEB媒体など、芸能から音楽から美術から映画からドラマから漫画やアニメや時事ネタまで幅広く扱う企業全般を指し示しているので、メディア界隈に関する説明にもってこいですし、アミューズメントパークやゲームセンター、カラオケやタレントショップ、本屋レコ屋アニメやゲームショップなどなど、飲食や日用品以外を扱うお店を大きく括りやすくもしてくれます。 です

    • 2022年の曲たちを貼り忘れてました

      タイトルの通りです。 毎年、印象に残った曲を紹介していたのに、2022年分はすっぽりと抜け落ちてました…疲れていたのか…はたまたやさぐれてたかのか…まあ読者の皆さんには全然どうでも良いことかと思いますので(笑)、四の五の言わずにプレイリストを貼っておきますね!

      • 2023年、印象に残った曲たち

        すっかり更新が滞っておりますが、最近はSNSが増え過ぎて飽和しちゃいそうですね…無理せずコツコツと、気楽に更新しようと思います。無理は身体に毒ですからね。 昨年、印象に残った曲をSpotifyでプレイリスト化してるのですが、毎年そこから抜粋して紹介してましたけど、今年はプレイリストごと貼りますね。 リストに入れ忘れてる曲も沢山あるので、少しずつ増えるかもですが…ひとまず昨年の自分の気分を、音楽が思い出させてくれるのですよね…あ、この時は辛いことがあったからチルなの求めてたな

        • エイプリルフールなので嘘つきますね

          エイプリルフールなので今から嘘つきますね。 ただでさえ不景気だった上にパンデミックが重なって塞ぎ込みがちになった感情に厭世観も加わって、みんな新しいことや改革に乗り出すことを躊躇するようになり、そもそも能動的な姿勢+ある程度の知識が必要な「カルチャー」という活動形態が億劫なものになり、大手メディアが仕掛ける分かりやすさや手軽さに人々が流れていっている今、流行とはもはや無難なものや現状維持+α程度のものでしかなく、それがカルチャーというレベルまで育たなくなってしまっています。

        「エンタメ」という言葉への違和感

          訃報が多過ぎますね…高橋幸宏さんを偲んで②

          タイトルの通りです…皆さんきっと同じ気持ちだと思いますので、多くを語る必要はありませんね…今回も幸宏さんを偲んで、個人的に受けた音楽的影響のポイントをお伝えさせてください(あまり参考にはならないかもですが、音楽の聴き方が少しでも広がれば、と思います)。 前回①では「英語で歌うこと」というグローバルな視点で幸宏さんを振り返りましたが、それはインディーPUNK界隈でも一緒で、その後のLAUGHIN' NOSE前後のバンド達からも、音楽における同時代性を強く意識させられま した。

          訃報が多過ぎますね…高橋幸宏さんを偲んで②

          高橋幸宏さんを偲んで①

          自分はYMOはもちろんなのですが、ハッキリ言って幸宏さんソロ作品の方からの方が、より大きな影響を受けています…もちろんYMOも大好きですし多大なる影響を受けていることに変わりはありませんが、自分の音楽人生に大きなインパクトとインスパイアを与え続けてきたのは、高橋幸宏という音楽家に他ならないのです。 今でこそ「テクノの登場!」的にセンセーショナルに語られがちなYMOですが、当時は酒屋さんやお米屋さんの軒先のインベーダーゲームが先に台頭しており、繁華街や街の商店街には必ずといっ

          ルック・バック・イン2021

          noteの更新が止まって遂に一年が経ってしまいました。 もともと筆無精かつ活字が身体に入ってきにくい質ですし、文章に関して急かされてるわけでも期待されてるわけでもないので、日常的には全く問題ないのですが、こういう日記/忘備録的なのは後で何かのヒントになったりすることが多いので、自分のために更新します。 そう、人はまず、自分のために生きているのです。 自分の足場をしっかり固めてから、他人のためにも頑張れるのです。 皆さんもどうぞ、自分の地場固めを優先してくださいね…無理す

          ルック・バック・イン2021

          イノベーション

          『科学技術優先』とか『イノベーション』とか、言葉の響きは良いですが、個人的には「何をどう発展させ、改善するのか」という素朴な疑問が頭の中を駆け巡っています。 例えば5Gにしても、使用できるエリアや機種が制限されているからいまだに便利さを実感できないし、仮に皆が使えるようになって通信速度が上がったとして、それがもたらす恩恵って…YouTubeやサブスクが少し楽に楽しめるようになったね、チャンチャン🎶…ぐらいかなと思うのですよね。 かつての3Gとかそれ以下の通信速度の頃に比べ

          分断というより固執かも

          パンデミックなかなか収まらないなと思ってるうちにどんどん秋が深まりそうですな…思いっきり海とかプールとか花火とかBBQとか夏を満喫したかったのに…っていうか思いっきりレコ発やりたいのに! フェス問題もまだ揺れ動いているので、夏っぽさをほとんど感じないままに2021年もラスト1クールに凸りそうですが、気付いたらスマホやタブレットのある世代はインドアでの過ごし方に慣れているので、特段悔しそうだったり焦ったりしてませんよね…そもそも若いから未来の楽しみがまだまだあるだろうし。小学

          音楽の聴き方を考えてみる会

          パンデミック発生↓ 濃厚接触を避ける↓ 身体が密着する状態のライブやコンサートの中止↓ 物凄く大きな会場でゆとりあるスペースで楽しむ or 小箱で数十人以内で間隔を取りながら楽しむ↓ 500〜1,000人前後のライブハウスの必要性が下がる。。。 今回のスタジオコースト閉店の流れを自分的に考えるとこういったストーリーになるし、多くのリスナーや音楽関係者にとっても大きな相違はあまりないと思うんだけど、どうでしょ(もちろん不動産的条件が合わないといった側面も大きいと思うし

          音楽の聴き方を考えてみる会

          緊急事態宣言中に2020年を音で振り返る

          SNSが盛んだとじっくり文章を読んだり書いたりする時間が減っちゃうけど、やはり文字を嗜むことは知性を育むことだと思うので、せっかくの?緊急事態宣言で仕事が色々飛んだから(涙&憤)2020年によく聴いた音を振り返りながらポスト・パンデミックの音楽の在り方も考えてみようかと。 beabadoobee - Care令和に突如鳴らされるグランジ・シャワー、ビーバドゥッビー女史の1stアルバム冒頭を飾る2020年代のギターROCKアンセム。彼女の先進性は語り始めるとキリがないんだけど

          緊急事態宣言中に2020年を音で振り返る

          2020年よく聴いた曲その1

          書きかけの途中で年が明けしてしまい、年間ベストを発表し合う時期をすっかり過ぎちゃったけど…昨年のリリースで好きなのをランダムに…2020年はご存知の通りCOVID-19禍で、ライブハウス自粛という音楽愛好家には未曾有の危機だったけど…そういう想いが反映されてるラインナップになってると思うよ。 とか言いつついきなりダジャレでごめんだけど、2020年に20/20を紹介しなくてどうする!っていうパワーPOP警察みたいな気持ちが勝手に発動。タイムレスなメロディーと疾走感がたまらない

          2020年よく聴いた曲その1

          涙が出るのはもう会えないからなのか自分が死ぬのが怖いからなのか

          ブッチャーズ吉村さん、オナマシのイノマー、南正人さん(南さんは面識あったわけじゃないけどLIVE中に息絶えるとは何と音楽人なことか)、年齢的なこともあるので、なじみや親しみある音楽家たちの逝去が続くここ数年。 イノマーのドキュメントがテレビ放映されたことで自分のTL上が賑わい、故人たちを忍びながら音楽を聴く日々だ(そういやボウイの命日も1月10日だからもうすぐだ)。 たまたまバンド仲間だったディレクター上出氏(テレ東『ハイパーハードボイルドグルメリポート』等で知られる今一

          涙が出るのはもう会えないからなのか自分が死ぬのが怖いからなのか

          2020年の国のアリス

          メリクリな中で思い出すのは今年って一体何だったのか?ということ。 COVID-19/コロナ禍という未曾有の危機のような、でもなかなか掴みどころがなく、かつ生活は脅かされるというイライラや怒りを通り越して呆然とするしかない出来事。 音楽をはじめとするカルチャー全般ほとんど歯が立たない脅威。そもそも勝ち組だなんて思ってないけど(そもそも思おうとも思ってないけど)なぜか敗北感に打ちひしがれる「引きこもらなければならない」日々…規制と緩和、その逆、etc...。ネガティブをバネに

          便利さの追求で 生み出すモンスター 失われるやさしさ〜

          先日Twitterにこんなリプを貰った。 たまにあるけど現在の存在を否定するかのような一文いらんだろと思いながら下記のように返信。 その結果…。 ブロックされた笑。 つぶやきやリプの内容は自由だから腹は立たないし、嫌なものをブロックするのは当然なので彼の行為を咎めたいわけじゃない。どちらにも悪意はないけど、こちらとしては表現者へのリスペクトを知って欲しいだけだし。 ただね… こういった便利さって、ホントに便利なのかな? って、ふと考えてしまった。 こんなコミュニ

          便利さの追求で 生み出すモンスター 失われるやさしさ〜

          Songs during COVID-19

          今年はマジでいろんな予定が狂って大変だったけど皆そうだと思うので文句を言う暇があったらコロナ禍で作り上げた作品を並べると自分が何を考えてたかぼんやり見えてくる気がするから並べてみる。 STARMARIE - DEADまさにイベント自粛が本格化し始めた2020年3月23日リリース。スターマリーのテーマである『ダークファンタジー』のコンセプトを遵守しつつ人々のディスコミュニュケーションを歌ってるって意味ではそもそもコロナ禍より前から昨今の「ギスギス感」を嘆いてたのね…制作自体は